2021.02.09山鹿市 豊前街道 下屋(げや)工事 「下屋」&「軒(のき)」の大事さ!!
デザイン性から一時「下屋」や「軒(のき)」がない住宅が流行りましたが、結局後で下屋を付ける形をとっている所がほとんどです!
下屋や軒は、車で言えば「ドアバイザー」の役割。車業界でもドアバイザーを付けない時期が一時ありましたが、雨の多い日本では「雨避け」は必須という答えに行きついたようです。
短くても、少しでもいいので下屋や軒を付けるだけで、雨の振り込みを防げ、また劣化や痛みを防ぐことができます。
建設費を安く抑える為に、また契約(住宅ローンなど)をなんとかまとめようとする為に、とにかく下屋などの必要性を無視して上物(家)だけを売ろうとするケースをたまに耳にします。
下屋を付けたくても費用を安く抑えるとすると「とってつけたような形」になりますし、住宅のデザインに合わせると「高く」つきます。建設後の追加工事は、ローンの支払いもあるので、余計な出費は避けたいものです。最初から必要と思う設備はしっかり住宅設計(デザイン)&ローン計画にいれる事をお勧め致します。
築100年近く経っている豊前街道の家
人目に付かない、風の影響を受けない場所だった為、日当たりを考え透明なポリカーボネートでローコスト仕上げに。
雨が直接当たって、隙間だらけの建具から雨が廊下に入っていました。(壁の修繕はまた余裕が出来たら)
施工の簡素化、大工さんの減少、建設資材&人件費の高騰でちょっとした案件を受け持つ工務店が減ってきているそうです。特に大工さん不足は甚大で、大手の工法で「パネル等を組み立てていくような建築しかできない」「組み立てるだけ」という、昔ながらの木材を削って、加工して、という事をできる大工さんが減っています。